フェラーリ 風を味方にVol.4 | グランテスタ

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フェラーリ 風を味方にVol.4


皆様、お待たせをいたしました!
「風を味方に」シリーズVol.4です。

車を速く走らせるために問題になるのは「空気抵抗」とお伝えしましたが、
そもそも「空気抵抗」とは何でしょう? という問いからVol.4をスタートしましょう。

物体(車)が空気の壁を打ち破り速く走るには、
大きく分けて2つの「抵抗」が邪魔をします。

「圧力(空気)抵抗」と「摩擦抵抗」です。
この2つの割合は圧力抵抗9割、摩擦抵抗1割とも言われているように
圧力抵抗が重要になりますが、
再度、「空気抵抗」とはなんぜよ?
それは
「物体(車)が空気中を進行している時に、空気を突き破る(押しのける)時に費やしたエネルギー」
の事をいいます。・・・・・むずかしですね
つまり、空気抵抗は「空気と物体(車)の相対速度で決まる」ということです。
何やら「相対」という言葉まで出てきて難しい話になって眠気に襲われる方もいらっしゃるのでは・・・?

空気抵抗の中にもいくつかの種類があります。
「形状抵抗」「誘導抵抗」「内部流抵抗」「干渉抵抗」がそれになります。

「形状抵抗」は、そのまま気流が流れやすい形状をしているか否か?で
「物体の前後にかかる圧力抵抗」+「物体の表面と気流の間にかかる摩擦抵抗」とになります。
ここで覚えておいていただきたいのが、
「空気は圧力の高い(正圧)から圧力の低い(負圧)に流れる」
と、
「空気は水の約7倍の粘性がある」
という2点

図1

上の図でイメージしてください。
「ベルヌーイの定理」では、   また出た難しい用語!
「物体の断面が最大厚」になるとことが「最速の流れ」となるので、
物体の後部では流速が遅くなり、圧力が上昇し、粘性の影響で気流が剥離します。  チンプンカンプンです
気流が剥離すると、物体は「後部の流れなくなった空気の塊(空気の渦)を引きずりながら進まなくてはならなくなり、非常に強い負圧の抵抗となります。
力は正圧から負圧に流れるので物体は進行方向とは逆の後へ引っ張られることになります。 *空気の塊(空気の渦)を「ウエイク」といいます。

車で示すとこの部分です。
図2
ここの抵抗を減らすことが重要になるので、
IMG_1309
最新のフェラーリの後部は
いかに流速が落ちるエリアの流速を速めるために、
車体の上から・下から・横からと速い気流を流すために
複雑な形状をしている理由がお解りいただけたでしょうか?

488も同じ理由から後部がデザインされています。
IMG_3212 IMG_3213

さて、「風を味方に」Vol.4いかがでしたでしょうか?
蘊蓄が炸裂しましたが、くれぐれも鋭い突っ込みはご遠慮ください。
Vol.5が投稿できなくなります。投稿者は打たれ弱いので・・・
それではVol.5でお会いできることを切に願って
おやすみなさい。