#Ferrari 「風を味方に」Vor5 | グランテスタ

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#Ferrari 「風を味方に」Vor5


久しぶりのアップになります。

メッキリ春めいてきましたが、皆様如何お過ごしでしょうか?

「風を味方に」シリーズのVor5をお届けいたします。
首を長くしてお待ちいただいた方がどの位おられるかはさて置き・・・

ジュネーブ・モーターショーで、
新型「Ferrari 488PISTA」が発表となりましたね。
皆様も注目されていると思いますが、
毎回スペシャルシリーズが発表になると特に目を引くのが
レンジモデルから過激に進化したエアロダイナミクスです。

「Ferrari 488PISTA」で先ず目を引くのが、

無題3

フロントボンネットフードの「大きな穴」です。

「S-ダクト」と呼ばれるものですが、どのような効果があるのでしょう?

「PISTA」とは「CIRCUIT」を意味していますので、
レースで培った技術が積極的に投入されています。

「S-ダクト」が初めて世に出たのは、2008年のF1と言われています。
Ferrari F2008がそれです。
現在では全てのF1カーに採用されています。

無題1
Ferrari F2008

無題2
Ferrari FS70H

「S-ダクト」とは、フロントノーズ下の気流を上面に誘導し、排出するための機構のことです。
ノーズの内部に、上と下を繋ぐようにS字形状の空気が流れる管が設置され、
その形状から「S-ダクト」と呼ばれています。
この機構を市販車で初めて採用したのが「Ferrari 488PISTA」になります。

「S-ダクト」の効果と目的は、
フロントからの気流は理想的には、ノーズ上面に張り付くように流れてほしいのだが、
ノーズ上面は大きな傾斜が付いているため、前方から来る空気を跳ね上げてしまいます。
そこで「S-ダクト」を利用して、ノーズ上面に沿う極めて強い空気の流れを作り出すことで、
弾かれそうになる空気をノーズ表面に引き込むことが目的となります。

結果フロントに大きなダウンフォースが発生する効果が生まれます。

「Ferrari 488PISTA」の空気の流れが下記になります。

無題

機能と効果から生まれるデザインであることが理解できますね。
「Ferrari 488PISTA」はまだまだ風を味方にする秘密が隠されていそうですね。

では、次回のVor6でお会いしましょう。