Ferrari Technology Vol.2 | グランテスタ

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Ferrari Technology Vol.2


今回も812スーパーファストのご紹介です。

実車や画像を見られた方なら疑問に感じた方もいると思うのですが…

リアウインドウとスポイラーの境にある

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この段差!

どんな意味があるのでしょう?

という事で第2回目は812スーパーファストの車両後端の段差について

調べてみたのでご紹介します。

 

まず812スーパーファストは先代F12ベルリネッタと比べて

エアロダイナミクスが大幅に向上しています。

空気抵抗低減とダウンフォース強化という相反する重要な性能を

どちらも向上させています。

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その中で車両後部の段差について、解説資料から一部抜粋しますと

「リアのダウンフォースの殆どが車体後端に装備したスポイラーで生成されます。

スポイラー後縁はF12tdfやF12ベルリネッタよりも30mm高くなっています。

しかし、車体寸法の変化を避けるため、F12tdfとは異なりスポイラー後方への

延長はしていません。その分空気抵抗は増えますが、スポイラーとリアウィンドウの

境に特殊な段差を設けることで、このドラッグ増加分を相殺させています。この段差は、

リアウィンドウからの気流を車体から剥離させることで縦方向の渦を発生させます。

この渦によってウィンドスクリーン下部表面の圧力を高め、スポイラーで生成される

ダウンフォースとともに発生するドラッグを低減します。」

…と、ありますが

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……難しいですね。一部というかほぼ抜粋してしまいました。

しかし、ボディの段差や隙間は塞ぐものだと思っていましたが

気流を敢えて剥離させて空気抵抗を減らす発想には驚きです!

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当然ですが、雨水などは貯まらず排出されるようになってますよ。

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ついこの間発表されたポルトフィーノでも、

リアウィンドウとボディの境に段差が確認できます。

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これからのフェラーリのトレンドになるかもしれませんね。